家族信託コンサルティング

日本では今後、さらに高齢化社会へと移行していくと予想されます。平均寿命は今後も伸び続けると予想され、2060年には、男性は84.19歳、女性は90.93歳になるとも言われています。

それに伴い様々な問題も生じていますが、その一つに親の認知症があります。
認知症や精神障害になってあなたの判断能力が低下した場合、自分でお金の管理をしながら老後の生活をしていくことは簡単なことではありません。銀行口座や資産の処分などができず、どうしていいのかと家族が困ってしまいます。

そのような問題が起きる前に、自分の財産を管理する権利を子ども等に託す「家族信託」を考えてみませんか?

「家族信託」とは、『財産管理の方法』の有効な手立てです。

一家の主など資産を持つ方が、特定の目的(例えば「自分の老後の生活・介護等に必要な資金の管理及び給付」等)に従って、その保有する不動産・預貯金等の資産を信頼できる家族に託し、その管理・処分を任せる仕組みです。いわば、「家族の家族による家族のための信託(財産管理)」と言えます。

家族・親族に管理を託すので、高額な報酬は発生しません。したがって、資産家のためのものでなく、誰にでも気軽に利用できる仕組みです。                              

信託には、登場人物が3名出てきます。

「委託者」=自分の財産を誰かに託そうと思っている人

「受託者」=委託者の財産を託される人

「受益者」=信託契約により財産の恩恵を受ける人